年長~小学校低学年の矯正治療

年長~小学校低学年の矯正治療

この年代は、乳歯から永久歯へと生え替わる大切な時期で、乳歯と永久歯の両方が口の中に見られる「混合歯列期」にあたります。

この時期に行う矯正治療では、上下のあごのバランスや前後的なかみ合わせのズレなどを整えることが主な目的です。また、将来の歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼさないようにする「予防矯正」という観点からも、非常に重要な時期といえます。

このタイミングで矯正治療を始めることで、現在の問題点を改善できるだけでなく、将来的に本格的な矯正が不要になったり、必要であっても最小限で済む可能性が高まります。

以前は「永久歯が生えそろうまで様子を見ましょう」と言われることが多かったのですが、現在では「治療が必要な時に、適切な対応を行うこと」が望ましいとされています。

さらにこの時期には、永久歯の生え替わりを適切に管理することで、歯がきちんと並ぶスペースを確保し、スムーズに生え替わるよう誘導することも可能です。これにより、歯の「交通渋滞」を未然に防ぐことができます。

この時期によく見られる歯列不正

叢生(そうせい)前歯のガタガタ
前歯が凸凹の状態
反対咬合(はんたいこうごう)
下の歯が前に出ている状態
交叉咬合(こうさこうごう)
かみ合わせが横にずれている状態

治療の流れ

精密検査

顔や歯のX線撮影や歯型を採り、歯ならびや顔型を細かくチェックします。

診断

検査結果から治療方法や使用する装置、期間、治療費用などの詳しいご説明をします。

装置作製のための歯型とり

患者さんの状態に合わせて取り外し式や固定式など、治療のための装置を作成します。

装置の装着

装置の使い方や、注意点、お手入れの方法などをオリジナルの資料を用いて説明します。

治療

2〜3ヶ月に1回の割合で治療終了まで定期的に来院いただき治療します。

保定

治療後の歯ならびを安定させるため、保定装置を使用。 永久歯列が完成するまで経過を追い、2次矯正(※)が必要かどうかを判断します。

※12歳くらいになると12歳臼歯が萌出し、永久歯列が完成します。
このタイミングで再資料を採取し、2次矯正(永久歯矯正)が必要かどうかを再診断します。

費用の目安(税別)

相談料無料
検査・診断料¥40,000
治療費¥350,000~¥500,000
*無利息分割払い可(12回まで)
*一括払い(振込)の場合5%引き
*カード利用可能
処置料無料 通常の通院ごとに治療費はかかりません
保定料無料(当院規約に則る)
二次検査無料
二次矯正二次矯正が必要でなければ終了
必要であれば二次治療費 総額から予防矯正治療費分を差し引きます
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