予防歯科

予防歯科

フィンランドやスウェーデンなど虫歯予防先進国と言われる国では、歯医者さんは治療に通う病院ではなく、虫歯にならないように検診に通う病院だそうです。 おかげで一人あたりの虫歯の数は日本の1/7程度です。

一生咬める一生むし歯にならない口内環境を育成します

基礎知識

歯の役割

食べ物を
かみくだく

発音を
たすける

顔の形を整え
表情を作る

歯ごたえを楽しみ
味覚を豊かに保つ

栄養
歯や歯肉が健康で、ものがよくかめれば、胃や腸に負担をかけずに、全身に栄養をいきわたらせることがきます。

発音
会話がスムーズにできるのも、歯がそろっていて、はっきりと発音できるおかげです。

顔の形を整え美しい表情をつくったり、
歯ざわりや歯ごたえを楽しんだり、味覚を豊かに保つなど、歯の働きはさまざまで、しかも、健康的な生活をするうえでどれもかかせないものばかりなのです。

歯が1本でもなくなると、さまざまな弊害が・・・

歯は、たった1本失われても、正常な働きができません。
例えば、奥歯が1本なくなっただけで、ものをかみくだく性能は約40%も低下するといわれています。このため、消化器官に負担がかかり、栄養の吸収が悪くなるという悪循環が生まれます。
また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜けるとハ行、ラ行が発音しにくくなって、言葉が不明瞭になったり、顔の輪郭が変わって、表情が老けて見えたりします。 健康な歯は、健康な体を支え私たちに快適な暮らしをもたらします。

咬むことの大切さ

咬むことは人間の健康にとってとても重要です。
咬むことによって、唾液の分泌がよくなります。唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。
咬むという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくり、大脳の働きを活性化します。さらに、かたいものをかみくだく爽快感はストレス解消になるといわれています。
よくかむことは、顎の発達を促し、さらによくかめる土台をつくることにもつながります。歯ごたえのあるメニューをとりいれるなどし、よく咬んで食べる習慣をつけましょう。

唾液

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されます。
唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、を感じやすくしたりする働き、口の中の汚れを洗い流す酸を中和して口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える再石灰化によって、むし歯を防ぐといった口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。

キューピーHP 飲み物は食事時以外に

食事時にお茶などの水分があると、よく噛まずにお茶で流し込んで食べることができてしまいます。このような流し込む食べ方は、消化に悪いだけでなく、唾液腺が充分に刺激されません。
唾液腺は15才頃まで発達し、咬む刺激によって唾液腺が発達すると言われています。 成長期の子どもに、咀嚼しないクセをつけさせないようにしましょう。

歯のつくり

エナメル質 … 歯冠部分の一番外側をおおっています。体の中で一番硬く、骨よりも硬い。硬いと強そうに思えますが、酸には弱く溶けてしまいます。

象牙質 … 歯冠部から歯根部まで歯髄の外側にあります。エナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。

セメント質 … 歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。

歯髄 … 一般に神経と呼ばれる組織で、神経だけでなく血管などが通っています。象牙質に栄養を補給しています。

歯の周りのつくり(歯周組織)

歯を支える役割があります

歯根膜 … 歯根(セメント質)と歯槽骨を結び付ける繊維性組織。
物をかんだ時に歯に加わる力を吸収し、歯槽骨に衝撃が直接伝わるのを和らげるクッションの役目。

歯槽骨 … 歯を支えている顎の骨で、歯根はこの骨の中にうまっています。

歯肉 … 歯槽骨をおおっている軟らかい組織で、歯ぐきと呼ばれている部分です。

歯肉溝 … 歯肉と歯の境目にあるみぞ。健康な人だと深さ1~2mm。炎症がおこり病的状態だと3mm以上と深くなり、歯周ポケットと呼びます。

乳歯から永久歯への生えかわり

身体の成長にともなって顎も成長し、
6歳頃から12歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生えかわります。
生えはじめたばかりの歯は未完成で、やわらかく酸に溶けやすいため、簡単にむし歯になってしまいます。歯の根が完成するまでには、生えてから2~3年かかります。
永久歯が生えそろうと、かむ力が強くなり、いろいろな食べ物を上手に食べられるようになります。
第3大臼歯(親知らず)は生えない人もいます。

永久歯へ生え変わる仕組み

? 1 顎の中(乳歯の下)で永久歯のもとになる歯胚ができ、すこしずつ成長していきます。
? 2 永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
? 3 乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。

乳歯と永久歯の違い


乳歯は白に近く、永久歯は黄色味を帯びている

大きさ
乳乳歯の方が全般に永久歯よりひとまわり小さい

歯質
乳歯は永久歯にくらべ石灰化が不十分で柔らかい。乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の半分程度と薄く、歯髄は広い。

乳歯のむし歯もきちんと治療しましょう!
永久歯は乳歯の下で成長しています。
いずれ永久歯に生え変わるからといって乳歯のむし歯を放置するとその後に生えてくる永久歯に好ましくありません。

予防メニュー

ブラッシング

道具:歯ブラシは、ヘッドは小さめで柄の部分が長いものがよいでしょう。保護者が使用しますので、仕上げ用と表記のある歯ブラシがおすすめです。
毛のかたさは、Mやふつうがよいでしょう。
当クリニックでは、「マミー」を取り扱っています。

歯が密集して重なっている部分があればフロス(糸ようじ)をしてあげましょう。
乱杭歯並びや生え始めの歯肉かぶりなどがある場合は、ペン型ブラシがおすすめです。
当クリニックでは、「プラウト」を取り扱っています。

姿勢

仕上げ磨きは、寝かせ磨きが基本の姿勢となります。
保護者の視界確保や手の動かしやすさの点から
”まっすぐ寝かせ”がベストです。場合によっては”横寝かせ(L字並び)”でもかまわないでしょう。

見づらい部分は、保護者がのぞき込むよりも、お子さんに声をかけ、顔を横向きにさせたり、後ろ反りしてもらったりしてください。
お子さんが協力してくれたら、褒めたりお礼を言ったりする事をお忘れなく。

おやつ

間食この時期の子どもにとっての間食は、甘食(おやつ)ではなく食事を補うものと考えましょう。
アメやチョコ、グミなどいわゆるお菓子と呼ばれるものはまだ早いです。スナック菓子は風味が強いのでおすすめできません。
フルーツやヨーグルトなどを、3時、あるいは10時と3時に与えましょう。次の食事まで時間が空く場合には、おにぎりやパンもおすすめです。

上に兄姉がいる場合は、同じものを欲しがる事が多々あるかと思います。
大きくならないと食べられないというルールを作り、上の子にも協力してもらい、お菓子類は幼児本人が寝ている時に食べるなど工夫をしましょう。上の子みたいに、おトイレが上手にできるようになったら、お箸が得意になったらなど、幼児本人が上の子は自分と違うという点を目標にしてみてください。上の子も優越感から積極的に協力してくれるようになるでしょう。

卒乳

授乳をやめる時期の目安は、かつては1才で断乳といわれていましたが、近年では、1才から2才で卒乳といわれることが多いようです。

母乳について
1才を過ぎたら
卒乳を考えましょう

一般に、断乳とは自立させる第一歩として子どもの意思に関係なくお乳をやめさせることを言います。卒乳とは子ども自身が自然に哺乳をやめることといい、言葉の使い分けがされています。
現在では断乳させるのではなく、自然に卒乳を待つという傾向に変わってきています。

アンケートによると、
全体の約半数が1才?1才半に卒乳しています。

「卒乳したのはいつ?」
というアンケート結果

  • 1才になる前:24%
  • 1才0ヶ月?1才2ヶ月:39%
  • 1才3ヶ月?1才5ヶ月:14%
  • 1才6ヶ月?1才11ヶ月:16%
  • 2才0ヶ月?3才11ヶ月:7%

「育児新百科」ベネッセコーポレーションより

母乳でむし歯!

皆さんご存知かと思いますが、夜間など頻繁な授乳はむし歯になりやすいといわれています。寝ながら授乳すると、眠っている時は唾液の分泌が少ないため起きている時のように唾液による自然な浄化がされにくいのです。母乳には乳糖という糖分が含まれており、母乳は赤ちゃんの上の前歯に停滞しやすく、上の前歯全体が溶けたような状態でむし歯になってしまいます。

写真:小児歯科学会HPより 卒乳するまでは砂糖が多く含まれている飲食物は控えましょう

1才半を過ぎ、離乳食から幼児食になる頃には、甘いものやおやつを与える機会が増えてきま。色々な食べ物がお口に入るようになると、むし歯を作る菌の定着が始まります。この時期に、市販のお菓子や砂糖が多く含まれている飲食物を与えると、むし歯を作る菌が活発になり、優位に増殖し定住してしまうのです。このようなお口の環境の変化があるため、同じように授乳していても、乳児期にはむし歯がなかったのに幼児期になってむし歯ができる、ということが起こるのです。

WHO(世界保健機構)では、2才までは欲しがるだけ母乳をあたえよう、と母乳育児を推奨しています。
世界には10人に1人以上の子どもが5才の誕生日を迎える前に命をおとしている地域もあります。WHOは、そのような地域も含めた全世界の国を基準としています。その死亡原因の多くは、肺炎・下痢・マラリアです。粉ミルクや衛生的な水の入手が困難とされる地域の母や子にとって母乳は最も安心できる栄養源だと言えるのです。 一方、私たちの暮らす地域では衛生的で医療やワクチンも充実しており、離乳食も月齢に応じて問題なく与えることができます。衛生面や感染症の不安はありませんが、甘い飲み物やお菓子が手軽に入手できる環境の中において、子どものむし歯予防をすることが親の使命だと思います。

アレルギーなど栄養的理由や精神的理由ですぐに卒乳ができない場合

甘味飲食物制限や調理時の砂糖使用制限をし、歯みがきをしっかりしましょう。夜間は母乳に頼らず眠れるように昼間はよく遊ばせてあげてください。夜間授乳した後には、お白湯を与えたりガーゼで拭ったりするなどむし歯の危険を減らすよう心がけましょう。

子どものむし歯予防には子どものお口のケアだけでなく養育者のお口のケアが大切

1才以降の栄養は、母乳より他の食べ物から摂取することが多くなり家族と一緒に同じものを食べる機会が増えてきます。生活する中で子どもに口移しで食べ物を分け与えたり、同じ箸を使ったりすることも出てくるかもしれません。子どものむし歯の多くは療育者から伝播したものといわれています。療育者にむし歯がないか、治療が完了していれば子どもにミュータンス菌(むし歯菌)が伝播しにくいといわれています。子どものむし歯を防ぐには、まずはご家族にむし歯がないか検診を受け、悪い箇所があればしっかり治療をし、丁寧な歯みがきとクリニックでのクリーニングで、むし歯菌が少ない状態を維持できるようにしましょう。

シーラント

フィッシャーシーラント、小窩裂填塞ともいいます。歯の溝に樹脂を流し込んで整えるむし歯予防の処置です。 歯には溝がたくさんありますが、狭く深い複雑な溝もあるので歯磨きでは完全によごれがとれません。そのような場所は非常にむし歯になりやすいです。この溝のところをむし歯にならないように樹脂でふさいで食べ物が入り込まないようにしたり、よごれがたまらないようにしたりするのがシーラントです。初期むし歯の場合は、よくない部分を超音波でこそげて清掃し、それ以上進行させないためにシーラントを行います。シーラントに使う樹脂にはフッ素が配合されており、歯を強くする効果もえられます。 シーラントは、進行したむし歯部分にはできません。生えて間もない歯には特に効果的ですが、生え途中で歯肉が被っている溝があるとシーラントができない場合があります。歯科医師とご相談なさってください。

当クリニックでは
6歳臼歯(上下左右4本)には積極的にシーラント処置をおこなっています。
12歳臼歯や、上の前歯(裏の溝が深い場合)にもおすすめしています。

3Mジャパンヘルスケアカンパニー

フッ素

フッ素は私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。フッ素はむし歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。

再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。

歯質強化
歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。

細菌の酸産生抑制
お口の中のプラークに潜んでいるむし歯菌の働きを弱め、歯を溶かす酸が作られるのを抑えます。

フッ素配合歯みがき剤
みがいている間の効果に加え、歯みがきをした後も、歯やお口の粘膜などに残ったフッ素成分がむし歯予防の効果を発揮するといわれています。 むし歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。使用後にうがいの必要がないジェルタイプがおすすめです。うがいの必要があるペーストタイプ(一般的な歯磨き粉)はジェルタイプと併用が効果的です。

フッ素洗口
フッ素洗口液でブクブクうがいをする方法です。4歳以上から1日1回または1週間に1回の使用法があります。継続して使用することで予防効果が高まります。

フッ素塗布
歯科医院でフッ素を歯に直接塗る方法です。4歳頃から15歳くらいまで年に3?4回塗布します。生えたての歯は歯の質が弱いので、特に効果的です

定期検診

特に気になることがなくても定期的に歯科医院に行って検診をうけましょう。
毎日のお母さんチェックも大事ですが数ヶ月に一度は専門の先生に診てもらいましょう。
定期検診では、むし歯の有無、歯並びかみ合わせ異常のチェック、歯磨き指導、フッ素塗布やシーラントなどを行います。 むし歯は早期発見早期治療が大切です。ひどくなる前に治療をしたほうがお子様本人の負担も軽く済みます。 検診間隔は主治医と相談して決めましょう

目安

  • 1才半 ? 5才 6ヶ月おき
  • 6才 ? 13才  4ヶ月おき
  • 14才 ?    6ヶ月おき

当クリニックは西東京市の指定実施歯科医療機関となっております。
対象者、受診時期など詳しいことは西東京市までお問い合わせください。

当クリニックでお受けいただける診査

  • 1才6ヶ月児健康診査
  • 5歳児歯科健康診査
  • 成人歯科健康診査
  • 歯周疾患検診
  • 妊婦歯科健康診査

年代別予防ポイント

0才 ~ 1才半

2才までの子ども達は、ほとんどの保護者から歯磨きを嫌がるという声を聞きます。この時期の子どもの行動を決定する判断材料は
「気持ちよい(快)、気持ち悪い(不快)」だけです。子どもにとって歯磨きが“不快”になると歯磨きを嫌がります。保護者は子どもにとって“快”となるように接するのが大切です。具体的には、保護者は歯磨き中には、子どもの顔をみて、穏やかに声をかけながら、お口の周囲からお口の中へ順に優しくタッチしてあげることから始めましょう。この交流を通じて、子どもは歯磨きを快としてとらえ喜んで受け入れてくれるようになります。

泣かせない歯磨きのコツ

子どもの顔をみて
穏やかに
声をかけながら
お口の周囲から
お口の中へ
順に
優しくタッチ

1才半 ~ 3才

この時期のブラッシングは、保護者による仕上げ磨きが主体となります。
むし歯予防のために、飲み物もふくめ、間食で与える物の内容にも気を配りましょう。
離乳食に問題がなければ
卒乳のめやすは1才半といわれています。
生活面では、幼稚園入園に向けて、規則ただしい生活や集団での生活ができるようなしつけを行うことも考えていきましょう。

4才 ~ 6才

この時期になるとすべての乳歯が生え揃っています。早い子だと6才ころに前歯の生え替わりが始まったり奥歯の永久歯(6才臼歯)が生え始めたりしてきます。

仕上げみがきの時に保護者は注意して観察してあげてください。
歯の隙間がない子どもが多いので、仕上げ磨きの時にフロス(糸ようじ)をしてあげましょう。

幼稚園生活にも慣れ、家族以外の大人とも交流をもてるようになります。
歯科医院で、磨き残しの染め出しをして歯磨きのトレーニングをしたり、フッ素の塗布をうけたりするとよいでしょう。

指しゃぶり

指しゃぶりなどの癖があれば、この幼児期にそろそろやめるようにしていきましょう。
指しゃぶりについては赤ちゃんの発達過程における生理的な行為なので3才までは無理にやめさせる必要はないといわれています。
4?5才になると外で友達と遊ぶ機会も増え、自然に指しゃぶりをしなくなっていくことが多いです。しかし、6才を過ぎ学童期になっても昼夜問わず頻繁な指しゃぶりがあるような場合には、自然にやめられることは少ないようです。

5歳児 上前歯の出歯

6歳児 開咬

3歳児 交叉咬合

写真:小児科と小児歯科の保健検討委員会(日本小児歯科学会)

指にタコができていたり歯並びにズレがみられたりがあれば、それを見せ、指しゃぶりがよくないことを子どもにわかるように説明してあげましょう。
また、手には見えないバイ菌がいることや、指しゃぶりは小さな赤ちゃんがすることなど、その子が興味をもてるものからアプローチしてみてください。
まずは本人が指しゃぶりをやめたいという気持ちがもてるように、導いていくことが大切です。

日中に指が口元にいきそうになったら、手遊びや手をつなぐなど、指しゃぶりさせないように自然に誘ってあげましょう。
やめたい気持ちがある子どもに対しては、指しゃぶりしてない時に褒めてあげることが大切です。
繰り返し褒めてあげることで、手が口元にいきそうになっても自分でおさえることができるようになってくるでしょう。

子どもが指しゃぶりをやめたいと思えるようになる前に、無理に手袋をはめたり、叱って苦いマニュキュアを塗ったりするのはおすすめできません。指しゃぶりは止めたが、タオル吸いなど違う行為が癖になったという話も聞きます。

7才 ~ 12才 学童期

小学校にも慣れ友達と子ども達だけで遊ぶことも増えてくる時期です。
お口の中では、乳歯が抜けたり永久歯が生えてきたりし、この時期に歯の交換が進みます。
おおむね低学年の頃に6歳臼歯4本が生えてきて、上の前歯4本、下の前歯4本が乳歯から永久歯に生え替わります。その後、高学年にかけて残りの奥歯3本、上下左右4箇所あわせて12本が生え替わります。 生え替わりの遅い早いは個人差があるので心配する必要はありませんが、平均とされる時期より2年以上遅れがある場合は、歯科医師に相談してみましょう。

また、まれに、乳歯が抜けるより前に、乳歯の根元から永久歯が生えてくることがあります。永久歯の正しい生え場所確保のために乳歯を抜いたほうがいい場合があるので歯科を受診してください。
子ども本人では気づかないこともあるので、お家の方が定期的にチェックしてあげてください。

学童期の歯みがき

汚れ落しのメイン担当は、低学年のうちは保護者の方ですが、学年があがるにつれて子ども本人で行うことが増えていくようになります。
仕上げ磨きの頻度は、
例えば、1年生では毎日、2年生では2日に1回・・・6年生では6日に1回、というのが大体の目安となります。
むし歯の危険度の高さや、子ども本人の器用さ、保護者の時間的都合などによって、学年目安から増減していきましょう。赤染めするとどれくらいきれいに歯みがきがされているか知ることができます。歯科医院で歯みがき指導を受けるとよいでしょう。

保護者の方へ…

仕上げの時に、歯のお掃除だけでなくお口の観察もしましょう。
抜けてない乳歯の根元に永久歯が生えてきていないか…
抜けた乳歯の隣の歯に変色や穴などないか…
生え替わりの時期には、グラグラして痛みがあったり、抜けた周囲が気になったりで、子ども自身が歯みがきを避けている部分があることもあります。保護者の方が優しく磨いてあげてください。
グラグラの歯…指を添えてグラグラしないように押さえて磨いてあげましょう。
抜けた周囲の歯みがき…お傷がある時はペン型歯ブラシ(プラウト)で優しく磨いてあげましょう。

虫歯にならない歯のはなし

「歯磨きしないんだけど虫歯にならない」 まわりにそんな人がいませんか? 「3歳までに虫歯にならないと一生虫歯にならない人になれる」 そんな話を聞いたことはありませんか? もし虫歯になってしまったら、削って詰めるだけの方法で良いのでしょうか? 当クリニックでは最新の虫歯予防理論を研究し、科学的根拠に基づいた予防法を行い、 皆様と一緒にむし歯にならない人を目指します。

歯ならび
歯並びが悪い場合、それだけで虫歯になるリスクは飛躍的に高まります。磨き難く詰まりやすい状態ですから、歯ブラシを人の3倍やっても、人の半分しか効果が出ないということになります。自然に歯並びが治ることは無いので、矯正治療が必要になります。しかし健康保険適用外診療ですから、ご家族でよくお考え下さい。
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